手放す

垣根も世代交代、コニファーとの日々

若い頃は、念願の地面を手に入れて、好きな植物で憧れのデザインを実現したくて仕方ありませんでした。
「大きくなる木だけど、剪定すれば大丈夫」――コニファーもそう思って植えた木々のひとつです。

垣根のコニファー「ブルーアイス」

2006年、定植

選んだ品種は「ブルーアイス」、樹高80cmほどの苗です。 玄関ポーチに列植して、目隠しを兼ねた壁(垣根)を作ろうとしました。 まだバラやハーブが多かった当時、ブルーアイスの灰青色は欲しい色ナンバーワン。

コニファー「ブルーアイス」の灰青色の葉
清々しい香りの灰青色

2011年、放置

震災後の数年間、庭に出る気力がなくなって無剪定のまま放置。 その間に、コニファー達はワサワサと枝葉を広げて大きくなりました。

剪定の再開

庭仕事を再開すると、樹高を抑える剪定を開始。 高さ2mほどの壁状の垣根が完成しました。

そして今、限界が近づいています。 この樹高では、脚立を使わないと天辺の剪定ができません。 大きな刈り込み鋏を両手に持って、ジャキジャキ切り続ける作業は、思いの外、肩の負担が大きいのです。

2024年、決心

垣根は部屋の目隠しに必要なので、撤去はできません。 それなら、管理しやすい植物へ差し替えようと決心しました。

こうした決心には、心の痛みが伴います。 長い付き合いの木を伐採することになりますから・・。

次世代の苗へ

選んだのは「ボックスツリー」 コニファーより、ずっと管理しやすい垣根向きの常緑樹です。

苗木は樹高60cmほど。 これをコニファーの間に植えることにしました。

まずコニファーの下枝を、地際から1mの高さまで切り落としました。 そしてボックスツリーの苗木を列植。 古顔のコニファーの足元に、次世代の若手が並びました。

世代交代は、少しずつ

剪定時期になると、コニファーの樹高を抑えながら、下枝を少し落とします。 これは、育ってきたボックスツリーに、日が当たるようにするためです。

下枝を切ったコニファーと足元のボックスツリー
下枝を切ったコニファーと、足元のボックスツリー

今では下枝がかなり抜けたので不格好になっていますが、カシワバアジサイが上手く隠してくれています。

2026年のコニファーの垣根
2026年

ボックスツリーの生垣が、目隠しの高さになるまで、まだ何年もかかります。 コニファー達と一緒に、世代交代の日々をゆっくり過ごしています。